京丹後の漁村に残る、ちりめん工場の宿
京都府の最北端、丹後半島の西海岸に「あそび」という小さな漁村がある。江戸時代から続くこの集落に、丹後ちりめんの織物工場を改装した京丹後のゲストハウスがある。それがAsobi Lodgeだ。
丹後ちりめんは300年以上の歴史を持つ絹織物で、日本の着物生地の約6割を生産してきた産業として日本遺産にも認定されている。最盛期には京丹後市一帯に数百もの織機が並び、村々で絹の反物が織り上げられていた。
Asobi Lodgeのオーナーは、ニュージーランド出身のハミッシュとオーストラリア出身のノラ。2005年にあそび村へ移住し、地域に根を張りながら子育てをしてきた。2015年、長年使われていなかった元ちりめん工場を購入し、数年かけて手作業で修復。明治時代の梁や柱を残しながら、現代の快適さを備えた宿として生まれ変わらせた。
ホテルでも旅館でもない。自炊キッチン完備のゲストハウスとして、自分のペースで京丹後を楽しむための拠点になる宿だ。
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静かな漁村にある元・丹後ちりめん工場をリノベーションしたAsobi Lodge。全室キッチン完備で、新鮮な蟹を自分で料理しながら、自由に京丹後を楽しむ拠点に最適。
客室紹介|独立した3つの宿泊棟
Asobi Lodgeは一棟の建物ではなく、複数の工房を改装した独立型アパートメントの集まりだ。それぞれに専用の玄関があり、他のゲストと壁を共有しない。完全なプライベート空間が確保されるため、家族連れやグループの京丹後 宿泊に向いている。
欅(けやき)アパートメント
宿のメインとなる宿泊棟。日本屈指の硬木である欅(ケヤキ)の名を冠する。かつての邸宅を改装した空間で、最大9名まで宿泊できる。広いキッチンには15人分の席があり、蔵造りの2階建て寝室を含む。伝統的な和の建築と現代の設備が自然に調和した、Asobi Lodgeのプレミアム客室だ。
料金:3名まで40,000円(税込)、追加1名あたり5,500円。
檜(ひのき)アパートメント
独立した一棟タイプの客室。和洋折衷のコンパクトな造りで、カップルや少人数のグループに最適。メイン棟から離れた場所に位置し、静かに過ごしたい方にも向く京丹後 一棟貸しの宿泊体験ができる。
バンガロー(1F・2F)
かつて織機が並んでいた工房そのものを改装した宿泊棟。1階と2階がそれぞれ独立した客室として機能するため、2家族やグループが同じ建物に泊まりながら、互いの空間を保てる。工場時代の高い天井と太い梁はそのまま残されており、建物の歴史と当時の職人の技を間近に感じられる。
料金:1Fのみ(2名20,000円〜)、2Fのみ(2名16,000円〜)、全棟(4名34,000円〜)。追加1名4,000円。すべて税込。
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明治時代の梁と土壁をそのまま残した寝室。清潔なベッドと間接照明が、古い建物に温かみを添える。
食堂(しょくどう)|自炊が京丹後旅行を変える
食堂は、Asobi Lodgeを旅館やホテルから決定的に区別する施設だ。
1960年代の織機小屋を改装した共用キッチン兼ダイニングで、コンロ・冷蔵庫・調理器具・食器類がすべて揃っている。日本海を一望するデッキテラスでは、天気のよい日に海を見ながら食事ができる。シャワー・洗面台・トイレも完備している。
蟹シーズンの自炊が最大の魅力
食堂の真価が発揮されるのが、11月6日解禁から翌3月までの蟹シーズンだ。
京丹後の旅館で蟹懐石コースを注文すると、1人あたり15,000円〜20,000円が相場。4人家族なら夕食だけで60,000円〜80,000円になる。
一方、地元の鮮魚店で活きた松葉蟹を買えば1杯6,500円〜9,800円。食堂に持ち帰って大鍋で茹で、デッキテラスから日本海を眺めながら豪快にいただく。同じ鮮度の蟹を、旅館の数分の一の予算で楽しめる。京丹後で蟹を自炊するという体験そのものが、旅のハイライトになる。
蟹シーズンの詳しい情報は「京丹後の冬旅行ガイド」を参照。
自炊が解決する実用的な問題
京丹後でキッチン付き宿泊を選ぶメリットは、蟹シーズンだけにとどまらない。
小さな子どもがいる家族は、食事の時間を自分たちのペースで決められる。食物アレルギーや食事制限がある方は、食材を完全に管理できる。連泊の場合は外食と自炊を組み合わせることで、食の質を落とさずに京丹後 家族旅行の食費を調整しやすい。
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Asobi Lodgeの食堂。地元の市場で買った松葉蟹を自分で料理できる設備が揃っています。大きなテーブルを囲んで、家族や友人と蟹パーティーを楽しんでください。
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京丹後の地元市場に並ぶ新鮮な松葉蟹。1杯6,500円〜9,800円と、料亭で食べるよりお得。Asobi Lodgeの台所で自分で料理すれば、冬の贅沢な思い出に。
周辺観光|丹後半島の見どころ
Asobi Lodgeは丹後半島の西海岸に位置し、海の京都エリアの主要な観光地へのアクセスに優れている。
| 目的地 | 車での所要時間 | 見どころ |
|---|---|---|
| 琴引浜 | 約15分 | 「鳴き砂」で知られる全国的に有名なビーチ |
| 天橋立 | 約30〜40分 | 日本三景のひとつ。宮津湾にかかる松並木の砂州 |
| 伊根の舟屋 | 約60分 | 海面に建つ船小屋群。日本でも指折りの漁村風景 |
| 夕日ヶ浦温泉 | 約20分 | 日本海に沈む夕日を眺めながら入浴できる温泉地 |
| 久美浜温泉 | 約20分 | 久美浜湾沿いの静かな温泉 |
| 立岩 | 約15分 | 高さ約20mの柱状玄武岩。山陰海岸ユネスコ世界ジオパークのランドマーク |
| 経ヶ岬灯台 | 約30分 | 丹後半島の最北端、近畿地方の最北端に立つ灯台 |
丹後半島全域が山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの一部で、約2,500万年分の地球の歴史が刻まれた海食崖や奇岩が各地に点在する。
旅程を組みたい方には「丹後半島2泊3日モデルコース」が参考になる。
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日本三景のひとつ、天橋立。宮津湾を横断する全長約3.6kmの松並木の砂州は、Asobi Lodgeから車で約30〜40分。
季節ごとの楽しみ方
春(3月〜5月)
京都市内より1〜2週間遅れて桜が咲く。人気の花見スポットでも混雑が少ないのが、丹後半島の春の魅力だ。気候も穏やかで、ハイキングやサイクリングに最適なシーズン。丹後半島の登山コース詳細はこちら。
夏(6月〜8月)
関西屈指の透明度を誇る海水浴場が、宿の周辺に点在するビーチシーズン。シュノーケリング・SUP・カヤックなどマリンスポーツも充実している。京丹後 家族旅行に最も人気の季節だ。
秋(9月〜11月)
観光客が落ち着き、山の紅葉が美しくなる季節。海の幸も豊かで、11月からは蟹シーズンが始まる。丹後半島が最もゆったりとした雰囲気に包まれる時期でもある。
冬(12月〜3月)
食の最盛期。松葉蟹と、間人港だけで水揚げされるブランド蟹「間人蟹(たいざがに)」が旬を迎える。新鮮な海の幸と温泉を組み合わせた旅が、京丹後の冬ならではの楽しみ方だ。海岸線に雪が積もる日もあり、非日常的な風景が広がる。詳しくは「京丹後の冬旅行ガイド」を参照。
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冬の丹後半島。雪化粧した海岸沿いの小道から眺める迫力の日本海。山陰海岸ユネスコ世界ジオパークは冬が最も美しく、澄んだ空気と静かな道を独り占めできます。
アクティビティ|滞在中の過ごし方
京丹後は海・山・食のすべてが揃う地域だ。Asobi Lodgeを拠点にすれば、毎日異なる体験ができる。
海のアクティビティ — 車で10分以内に透明度の高いビーチが複数ある。夏はシュノーケリング・SUP・カヤックが楽しめる。マリンスポーツガイドに詳細を掲載。チャーター船での釣りは地元の漁港から出航している。
山のアクティビティ — 丹後半島のハイキングコースは、海岸沿いの散歩道から日本海と山々を一望する稜線歩きまで幅広い。初心者から上級者向けコースの詳細はこちら。
ドライブ — 丹後半島の海岸線ドライブは関西でも有数の絶景ルート。奇岩・入り江・漁村が次々に現れ、走るだけで旅の満足度が高まる。
ゴルフ — 日本海を一望できるゴルフ場が近隣にある。
温泉 — 夕日ヶ浦温泉(車約20分)は、日本海に沈む夕日を見ながら入浴できる温泉地。久美浜温泉など、周辺の温泉施設一覧はこちら。
食事 — 京丹後は人口規模に対して飲食店が充実している地域。新鮮な刺身・焼き魚定食・丹後ジャージー牛・クラフトカフェなど、京丹後おすすめレストラン10選に詳しく紹介している。近隣の飲食店情報も参考に。
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網野町の「うみのうた」で楽しめる炭火海鮮バイキング。サザエ・ホタテ・エビなど京丹後の新鮮な魚介を自分で焼いて味わう。大人3,980円。
アクセス|京都から車で約1時間30分
Asobi Lodgeは京丹後市網野町にある。京都府の最北端に位置するが、京都市内からは思いのほか近い。
| 出発地 | 車 | 電車+バス |
|---|---|---|
| 京都 | 約1時間30分 | 約2時間30分 |
| 大阪 | 約2〜2時間30分 | 約3時間 |
| 神戸 | 約2時間30分 | 約3時間 |
| 天橋立 | 約30〜40分 | 約40分 |
車でのアクセス
京都縦貫自動車道を北上し、京丹後大宮ICで降りて国道312号線を海岸方面へ進む。山間部を抜けると、突然広がる日本海の海岸線と棚田の風景が印象的だ。途中、天橋立に立ち寄るルートも人気がある。詳しいドライブルートは「丹後半島2泊3日モデルコース」を参照。
電車でのアクセス
京都駅から特急「はしだて」で天橋立まで約2時間。天橋立から京都丹後鉄道に乗り換える。観光列車「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」は海岸沿いを走り、車窓から日本海の景色を楽しみながら移動できる。
バスでのアクセス
丹海バスが京都駅から天橋立まで直通の高速バスを運行している。所要時間は約2時間、片道約2,800円。乗り換えなしで移動できるため、車を運転しない方に便利な選択肢だ。
冬季の運転に関する注意
12月〜3月は積雪が見られる。スタッドレスタイヤは必須。関西のレンタカー会社では、冬季に対応した車両を用意しているところが多いので、予約時に確認しておきたい。詳細は「京丹後の冬旅行ガイド」を参照。
交通に関する詳しい情報はアクセスページおよび交通案内ページに掲載している。
予約・基本情報
| 住所 | 〒629-3112 京都府京丹後市網野町掛津902 |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 10:00 |
| 駐車場 | 無料・敷地内 |
| メール | asobilodge@gmail.com |
| 電話 | +81 90-5253-5327 |
| 公式サイト | asobilodge.com |
| 最低宿泊日数 | 2泊 |
予約は公式サイトのお問い合わせページ、またはBooking.com・Agodaから。





